一昔前までは「結婚するのが当たり前!」という世の中でしたが、近年では「必ずしも結婚しなくても良い」という考えを持つ人が増えています。
時代とともに、結婚に対する意識は変わってきています。実際に、生涯未婚(一生に一度も結婚しない)の人の数が、年々上昇傾向にあるようです。
では、独身でいることにどんなメリットがあるのでしょうか。今回は生涯独身でいることのメリットを紹介します。
生涯独身のメリット
時間を自由に使える
自分一人ですから時間を好きに使うことが出来ます。
仕事の無い日は起きたい時に起きて、スポーツやゲームなどの趣味に没頭したり、一日中テレビを見たりゴロゴロしたり、遅い時間まで友人とお酒を飲んだりと、自由に過ごすことが出来ます。
お金を自由に使える
独身だとお金の使い道も自由です。
結婚をしているとそうはいかず、稼いだお金のほとんどを家庭の生活費や子供の教育費に充てる必要があります。既婚者の場合、一か月に使える自由なお金は「1万円以下…」なんて人もいることでしょう。
自分で稼いだお金を自由に使うことが出来るのは、独身の大きなメリットだと言えますね。
自由に恋愛できる
独身であれば、いくつになっても自由に恋愛をすることが出来ます。
結婚をしても隠れて恋愛をしている人もいるかもしれませんが、不倫がバレればトラブルの原因になります。
堂々と恋愛をすることが出来るというのは、独身の大きなメリットです。
仕事に専念できる
結婚をしていると、仕事だけに専念していればいいというわけではなく、家事や子育てなどの家庭のための時間も割かなければなりません。
現在は男女平等の世の中ですから、男性も決して例外ではありません。
しかし独身であれば、自分の好きなだけ仕事に専念することが出来ます。遅くまで仕事をしたり、休日出勤をするのもあなたの自由!自身の描くキャリアアップを目指すことが出来ます。
日常生活で文句を言われない
結婚をして一緒に生活をしていると、些細なことで文句を言われることも多くなります。
例えば、脱いだ洋服をそのまま放置していたり、トイレの便座を上げっぱなしにしていたり、休日に遅くまで寝ていたりと、日常生活のちょっとしたことに対して配偶者に文句を言われてしまうものです。
独身であれば何をしても自由ですから、誰からも文句を言われることがありません。
責任や義務が少なくて済む
結婚して夫婦となると互いに協力し扶助しなければならない扶助義務や、子供が出来れば子育てや養育といった責任が発生することになります。
もちろん独身でも仕事などの果たすべき責任はありますが、結婚をするよりかは責任や義務が少なくて済みます。
配偶者親族との付き合いがない
結婚をすると、配偶者側の兄弟や親といった親族との付き合いが発生します。
家族が増えて楽しいと捉えることもできますが、実際には配偶者側の親族とうまくいかなかったり、トラブルが起きることも少なくありません。
正月やお盆には義実家に顔を出さなければならず、気まずい思いや面倒な思いをしなければなりません。
独身であればこうした義実家とのしがらみが発生することはありません。
新しいことにチャレンジしやすい
家庭を持ち守るべきものが増えると、なかなか新しいことにチャレンジ出来ない状況になります。
新しい職種に転職したり、起業して独立したり、自分のお店を持ったりと、失敗をするリスクがあるものに挑戦しにくくなります。
独身であればたとえ失敗しても自分一人の問題で済むので、新しいことにもチャレンジしやすいです。
住む物件・場所を自由に選べる
結婚をすると、住む物件や場所を自分1人の判断だけで決めることが出来なくなります。
配偶者のことも考えなければなりませんし、当然子供がいれば子供の通う学校のことなども考えなくてはなりません。
独身の時のように、気軽に引越しをすることが出来なくなってしまうのです。
独身はメリットいっぱい!しかし覚悟しなければならない点も・・・
独身のメリットについて紹介してきました。
しかし、生涯独身でいることにはたくさんのメリットがある反面、覚悟しなければならない点があることをしっかりと覚えておく必要があります。
そこで、生涯独身を貫くなら覚悟しなければならない点についてもここで紹介します。
ふと孤独に感じる瞬間も
独身であれば、自分の自由に生活できるわけですが、いつまでも充実した生活を送れるとは限りません。
若い時は周りの友人も独身が多く、遊び相手に困るようなことはほとんどないかもしれませんが、ある程度の年齢になってくると、周りの友人の多くが結婚していきます。結婚した友人達は独身の時と同じようには付き合ってくれなくなるでしょう。そうなると、ふと孤独に感じることがあるかもしれません。
また年齢を重ねていくにつれ、幸せそうな家族連れや子供連れを見て、羨ましいと感じるようになる時が来るかもしれません。
健康管理や資産管理はすべて自分で行わなければならない
独身の場合、食事などの日ごろの健康管理はすべて自分で行わなければなりません。1人だからといって外食で済ませてしまったり、総菜などの簡単なもので済ませてしまいがちですが、栄養バランスの悪い食事を繰り返していると、後々身体に異変として出てくる可能性が高いです。そして、風邪を引いたり病気になっても誰も看病をしてくれないため、すべて自分で何とかしなければなりません。
また、金銭面などの管理もすべて自分で行わなければなりません。配偶者がいる場合は、配偶者の収入を当てにすることが出来ますが、独身だとすべて自分で稼がなければなりません。病気などで働けなくなった時は、収入がゼロになってしまう可能性もあります。
子孫を残せない
やはり人として生まれてきた以上、本能として自分の子孫を残したいものです。しかし生涯独身では子孫を残すことが出来ません。
また、親は「早く孫の顔が見たい」と願っているはずです。そんな親に孫の顔を見せてあげることができません。
自分が一生独りというだけでなく、一番の親孝行とも言える親に孫の顔を見せてあげることが出来ないというのは大きなデメリットだと言えます。
孤独死の可能性も
独りで暮らしている場合、家族で暮らしている場合と比べると、どうしても孤独死の可能性は高くなってしまいます。
亡くなっても誰にも気付かれずに数日間そのままなんてことにもなりかねません。
独身でいるとどうしても孤立してしまいがちですが、兄弟などの親族はもちろん、友人や近所の人たちと密な人間関係を構築していくことが非常に大切です。
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